播州とも加西とも直接的に関係のないネタを書きます。
今年2025年で日本で初めてラジオ放送が行われてから100年が経つそうです。
100年続く情報媒体ってシンプルにすごいですよね。
裏を返せば、100年間人々から必要とされ続けたからこそ今でも続いているのだと言えるでしょう。
近年のSNSでは、最小限のメッセージだけを添えたショート動画や写真があふれていますよね。
本当に気ぜわしいぐらいにあふれていると感じます。
ビジネス的に言うと、凄まじいレッドオーシャンだと感じます。
私も最小限の発信はSNSを活用していますが、正直なところ、こんなレッドオーシャンを泳ぐのはしんどいと感じています。
同時に、切り取られた刹那の視覚情報は衝動的な感情には訴求するかもしれませんが、どこか表層的な気がしてなりません。
一方で、丁寧に作られた文章、発せられた声には、書き手、語り手の言霊が宿っています。
だからこそ、使い方次第で深く人を傷つけてしまうこともあるし、人を救うこともあるんですよね。
「文責」という言葉があるぐらい重たいものです。威力があるのです。

さて、僕の知人が「社内ラジオ」という面白い事業を展開しています。
彼は以前に加西にも来てくれたことがあり、1泊2日でアテンドさせて頂きました。
社内ラジオは、クライアントである会社の社員とDJ役の彼がラジオ形式で対話する様子を会議室などで収録し、社員に向けて放送するというものです。
まず、取り組み自体が面白いですし、社内報を掲示板に貼るよりもずっと社内コミュニケーションの活発化に効果がありそうですよね。
実際に大手企業などでも成果が出ているそうで、メディアにも取り上げられています。

僕自身は高校生の頃はラジオをよく聴いていましたし、近年ではインターネットで配信される音声コンテンツをよく聴いていた時期もあり、ラジオは割と身近な存在だったのですが、彼との交流を通じて改めてラジオの良さを再認識するようになりました。
ちょっと刹那的なSNSにも疲れ始めているのかもしれませんね。
こうやってブログの文章を書いている方が楽しい今日この頃です。
美しい言霊は人の心を動かします。
皆さんはラジオと今流行りのSNS、どちらも10年後、50年後、100年後も続いていると思いますか?